【考え方のクセ】認知の歪みと過度の一般化について解説!対策方法もあるよ~~

日付:2025年2月13日 著者:イルミナカレッジ浜松校

こんにちは!イルミナカレッジ浜松校 ピア支援員Mです。

先日、財布も腕時計も名刺も忘れて外出してしまい、まるでサザエさんのような一日を過ごしました。 うっかり忘れ物が多いのは、もしかしたら私の「考え方のクセ」と関係があるのかもしれません。

さて、今日は就労移行支援の利用者の方によく見られる「考え方のクセ」についてお話します。

誰もが経験する「考え方のクセ」

皆さんは、

と思ったことはありませんか?

こうした「考え方のクセ」は、過去の辛い経験から生まれるものであり、決して悪いものではありません。むしろ、自分を守るための防衛反応とも言えます。

「考え方のクセ」がもたらす影響

しかし、うつ状態や強い不安を感じている時は、この「考え方のクセ」が心を必要以上に苦しめ、自信をなくさせ、行動を制限してしまうことがあります。

心理学で言う「認知の歪み」とは?

このような考え方のことを、心理学では「認知の歪み」と言います。 「物事の受け取り方や解釈に偏りが生じる現象」のことです。

私は個人的に、「世界を見る心のメガネにヒビが入って、いろいろなことが歪んで見えてしまっている状態」と捉えています。

過度の一般化とは?

「認知の歪み」の中でも、「過度の一般化」は、ある出来事を、この先起こることや可能性、周囲の見え方すべてに当てはめてしまう考え方です。

例えば、

といった考え方がこれにあたります。

過度の一般化への対策

では、過度の一般化から抜け出すためにはどうすればいいのでしょうか?

  1. 具体的な状況を書き出す 「就活で失敗した」という出来事を細かく書き出してみましょう。 どこでつまずいたのか?何が原因だったのか?を具体的に分析することで、その出来事がこの先起きる全てと同じではないことに気づくことができます。
  2. 証拠を探す 「就職ができない」という考えに対して、本当にそうなのか? 「反証」となる証拠を探してみましょう。他にうまくいきそうな職種、得意そうな分野の職場はありませんか?
  3. 別の可能性を考える 「就活で失敗した」という出来事に対して、他にも考えられる原因をいくつか考えてみましょう。 例えば、体調が悪かった、準備不足だった、実は会社の方が悪かったなど、様々な可能性を検討することで、実は悪く考えすぎていただけだったことに気づくかもしれません。 また、目標に対してのいろいろなルートも考えてみてください。
  4. 言葉を変える 「絶対に」や「いつも」など、極端な言葉を使わないようにしましょう。 代わりに、「今回は」、「もしかしたら」など、自分に対して柔軟な言葉を使ってあげてください。

焦らず、諦めずに

就職活動はマラソンのようなもので、苦しい道のりです。 しかし、就労移行支援には、支援員だけでなく、大勢の支えてくれる人、支えようとしてくれる人がいます。

大切なのは、一歩踏み出す勇気、視野を広げること、そして冷静な振り返りです。

少しずつ「過度の一般化」から抜け出し、より客観的な視点で物事を捉えられるようにしていきましょう。

就職はマッチング

就職は「マッチング」です。 あなたという人間が良い、悪いと言うことではなく、「職場とあなたの相性がいいかどうか」という目線で考えることを大切にしてくださいね。

一人で克服するのが難しいと感じたら、遠慮なく相談してくださいね。 一緒に解決策を見つけていきましょう。

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